大人が楽しめる おすすめ 洋画 『戦争映画』 傑作選

大人が楽しめる おすすめ 洋画  『戦争洋画』 傑作選

大人が楽しめる おすすめ 洋画 『戦争映画』 傑作選

 

ベトナム戦争がテーマの洋画

 

ディア・ハンター(1978)

大人が楽しめる おすすめ 洋画 『戦争映画』 傑作選

おすすめ見どころポイント

戦闘シーンがほとんどなく、徴兵された田舎の若者たちの戦争へ行く前と行った後の、精神と生活環境の変化を通じてその劇的な変化ぶりを描いた映画。

 

戦争で敵と命のやり取りをするという事が、人間に及ぼす影響とはどんな物なのかという事がこの映画を一例として感じる事ができる。

 

狂気とはなにか。それが少しわかる。

 

厚い男の友情を描く物語でもある。

 

 

地獄の黙示録(1979)

大人が楽しめる おすすめ 洋画 『戦争映画』 傑作選

おすすめ見どころポイント

ベトナム戦争後期。戦況はどんどん泥沼化していた。元CIAの優秀な兵士がある特殊任務を命令される。ある男を抹殺してくるという任務だ。

 

その男は脱走兵であり殺人罪に問われている、偉い元大佐でジャングルの奥地で今や原住民たちを従え、自らの王国を築きあげていてアメリカ軍にとって脅威にまでなっている。

 

元大差の王国に向かう途中で見る、悲惨な虐殺と低いモラルの兵士や上官たち。アメリカの実情を浮き彫りにする。

 

元大佐と対峙し、話をすると自分の置かれている立場や戦争の不条理と非情について元大佐とわかり会える点があり、なかなか任務を遂行できない。さてその結末とはいかに。

 

 

プラトーン(1986)

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おすすめ見どころポイント

監督・脚本を手がけたオリバー・ストーン自信がベトナム帰還兵であり、その体験から作り出された映画であり高く評価された。

 

裕福な家に産まれ、大学生であった主人公がある疑問を持つ。ベトナムで戦っているのは貧しい黒人たちであり自分や親も含め本国でその恩恵を受けているのは俗物主義者ばかりだと。

 

疑問を解消すべく、大学を辞め戦地に赴くがそこで目の当たりにしたのは部下の言いなりで限りなく使えない軍長、班内では善と悪を代表するような2人の軍曹、その派閥。アメリカ軍のモラルの無い残虐行為、貧困層出身の前線の兵隊たち。

 

まったくもって、日本のブラック企業の実情を現しているようで嫌気がさしてくる。ブラック企業と違う所は戦地では味方同士の殺し合いもある意味OKという所。果たして主人公はこのブラックな軍隊の中でどのような行動を取るのだろうか。

 

 

グッドモーニング, ベトナム(1987)

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おすすめ見どころポイント

海外基地在住の軍人や軍関係者と、その家族へ向けてテレビとラジオを通じて情報やエンターテイメントを提供する米軍放送網AFN。ベトナム戦争中、戦地の首都サイゴンからはラジオ放送し、命のやり取りを日々重ねている兵士たちの娯楽になっていた。(日本では旧FEN)

 

そこへ赴任された軍の人気DJ、クロンナウア上等兵(実在のDJ)の軍規も無視する型破りの放送は大人気に。当然、上層部からは睨まれる。

 

戦況は拡大し、戦地に次々と送り込まれる若者たち。現地のベトナム人とのふれあいと、立場の違いから起る離別。反共の名のもとに行われていた戦争の構図と、それぞれの人々の刹那な感情が人気DJの視点から浮き彫りにされていく。

 

クロンナウア上等兵は名誉除隊後、弁護士になった。

 

 

 

ハンバーガー・ヒル(1987)

大人が楽しめる おすすめ 洋画 『戦争映画』 傑作選

おすすめ見どころポイント

1969年南ベトナム、アシャウ渓谷にある丘ドン・アプ・ビア(通称937高地=アメリカ軍側ベトナム軍側両軍を上から見下ろせる拠点)奪還作戦いわゆる「アパッチ・スノー作戦」を忠実に描く。

 

前の世界大戦でも勇敢な実績を誇り歴史のあるアメリカ軍第101空挺師団に配属されたばかりの若い新兵たちを描いた作品。戦場に送られたばかりの若い新兵の視点から、無残に殺されていく仲間たちの様子を作戦どおり忠実に描きリアルなベトナム戦争いの悲惨さを伝える。

 

ハンバーガー・ヒルとは、殺された兵士たちの体がミンチになり丘を覆っている様子を言っている。

 

戦地でこれまで悲惨な戦いをしている兵士たちの思いとは裏腹に、本国アメリカでは広がる反戦活動。作戦の遅延に対する怠慢ではないかとの批判に、若い兵士たちは板挟みにされる。

 

 

フルメタル・ジャケット(1987)

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おすすめ見どころポイント

奇才スタンリー・キューブリック監督がベトナム戦争の滑稽さと狂気を、独特でドライな世界観で描く。

 

前半部分は、新兵訓練施設内で起る洗脳教育の実情とその弊害から起るある事件で占められている。

 

後半は、実際に戦地に送られた新兵が送る日常を淡々と表現する。残虐と狂気の戦場。この戦争に対する思惑。
フルメタル・ジャケットとは、ハーグ陸戦条約に基づき被弾した兵士の不必要な苦痛を与えないようにダメージを最小限に抑える銃弾の仕様である。鉛の弾芯が真鍮で完全に覆ってあり貫通性が高い。その逆の仕様のものは弾芯が体内で膨らんで散らばりダメージが大きくなる。

 

 

 

7月4日に生まれて(1989)

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おすすめ見どころポイント

たまたまアメリカ独立記念日に産まれた少年は、愛国心に燃え国に命を捧げるのもいとわない愛国青年へと成長した。

 

友人の反対を押し切り、出来たばかりの恋人も残し海兵隊へと入隊、ベトナムへ。戦地では勇敢に戦ったが、仲間を誤射して殺してしまう。みずからも下半身不随の重症を負い帰還。

 

愛すべき本国アメリカで待ち受けていたのは、帰還兵としての称賛と反戦ムード高まる国民からの侮蔑。歩けなくなった体を抱えながら入隊する前の自分とは様変わりしてしまった家族や恋人との関係。医療費の予算削減いより満足な治療も受けられず。結局は役立たずになってしまった自分の体と、役立たずの帰還兵として侮蔑される現実。

 

愛国者であった彼はそんな矛盾だらけの現実を経験し一変、反戦活動に従事するようになる。戦争とはいかに善意の人間を痛めつけ、使い捨てにするのかがわかる映画。

 

 

ワンス・アンド・フォーエバー(2002)

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おすすめ見どころポイント

実際にあったベトナム戦争序盤の戦いイア・ドラン渓谷の戦いを、原作者でありベテラン兵士である第7騎兵連隊第1大隊長のハル・ムーア中佐の視点から見たストーリー。

 

本作は、戦闘シーンの過酷さも描くが同時に戦地に夫を送り込んだアメリカ兵士の妻たちの苦悩とともにベトナム兵士の家族の苦悩も描く。

 

米国・ベトナム両側の兵士の人間性を描写し、戦争の不条理と非情さを訴える映画。

 

イア・ドラン渓谷の戦い

1965年11月14日 - 11月18日
場所:南ベトナムイア・ドラン渓谷
結果:双方とも勝利を主張

 

交戦勢力

アメリカ軍
第5航空騎兵連隊
第7航空騎兵連隊

 

北ベトナム軍
南ベトナム解放民族戦線(NFL)

戦力

アメリカ/約1000名ベトナム/約4000名

損害

アメリカ/負傷 524 戦死 305人 ベトナム/負傷不明戦死 1519人

 

 

 

 

 

 

湾岸戦争がテーマの洋画

 

スリー・キングス(1999)

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おすすめ見どころポイント

湾岸戦争終結後帰国を待つばかりの兵士たちが、たまたまフセインが奪った金塊の隠し場所を示す地図を手に入れる。

 

帰国すれば退役軍人。また就職活動をしなければ、ならないなんて嫌な兵士たちは、金塊を盗み出す計画を実行。

 

イラク国民の事など最初から頭に無かった連合軍の目的と、金塊を盗む兵士たちの行動がシンクロしていて、この戦争の構図を表す風刺がよく効いている。

 

冒頭からコメディ要素が強いストーリーだが、後半は完全な社会風刺が効いたシリアスな展開。さて金塊を無事持ち帰る事ができるのか??

 

イラク戦争がテーマの洋画

 

フェア・ゲーム(2010)

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おすすめ見どころポイント

2003年のイラク戦争開戦の理由を捏造したブッシュ政権。それを調査する任務に当たったCIA秘密工作員が、政府によって身分を公表されたという実際にあったプレイム事件を映画化。

 

まさに政府の陰謀によって、ワナにはめられた女性工作員の実話。

 

元CIA秘密工作員が米議会で証言したのは極めて異例。

 

アーミテージが身分をばらした情報源であると認めたが、裁判では不問に。逆に女性工作員は実刑判決。納得いかねー!

 

 

ゼロ・ダーク・サーティ(2012)

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おすすめ見どころポイント

ウサマ・ビン・ラディン殺害の実話を元にした映画

 

アカデミー賞他60の賞に輝いた

 

プロパガンダと疑われ公開が延期に

 

主人公の元となったモデルは存在するとかしないか。機密情報公開の2061年に明らかになる

TSUTAYAレンタルDVDか動画配信で視聴可能!

 

 

アメリカン・スナイパー(2014)

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おすすめ見どころポイント

イラク戦争に4度従軍し、伝説のスナイパーとしていくつもの死闘を制し隊の作戦を成功へと導いてきた戦争の英雄であるクリス・カイルが著した自伝を映画化。

 

繰り返される戦いは親友の視力を奪い、戦友が命を奪っていく。いつしか英雄であるクリスの心も戦争の矛盾に耐えきれうずに除隊。帰国後もPTSDに悩まされる。

 

家族とも距離ができるようになり、社会にも馴染めない日々。やがて医師の勧めで自分と同じく戦傷を負った元軍人たちとの交流の中で、人間らしさを取り戻していくクリス。退役軍人社会復帰プログラムの指導が出来るまでに回復した矢先に起こった悲劇とは・・・。

 

クリス・カイル 本人

 

大人が楽しめる おすすめ 洋画 『戦争映画』 傑作選

※Wikipediaより転載